小玉スイカを種からプランターを使って空中栽培で収穫しましょう
小玉スイカを種から苗にし、プランターを使って空中栽培で育ててみました。ホームセンターなどで売っているスイカの苗は人気が高く、すぐに売り切れてしまいます。以前、大玉スイカの苗を偶然見つけてプランターで栽培し収穫する事が出来ました。
今回、この経験を活かし安定的に入手出来る種から苗を育て、プランターによる空中栽培で小玉スイカを収穫しました。
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種から苗を育てる
スイカの種は、信州山峡採種場から「黒黄小玉すいかブラッ黄ー(くろきこだま西瓜 ぶらっきー)」を購入しました。注文すると1袋に3粒入っており、郵送で送られて来ました。
このスイカの特性として、「濃緑色で皮薄く1果約2.5kg位のスイカになり、雨に当たっても割れにくいので、露地栽培が可能」だそうです。
桜が咲いた3月下旬に種を蒔き、4月上旬に種から発芽しました。発芽率は、なんと100%(6粒)でした。
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下の写真の左は、発芽から2日後で双葉の状態です。右は発芽から8日後で本葉が1枚出てきました。この時期は、寒い日があるので防寒対策として、ホットキャップやビニールなどをかぶせることが推奨されています。
今回、蓋つきの発泡スチロールの箱に入れて夜間低温になりそうな時、蒸れない様に少し隙間を開け蓋をして防寒対策をしました。
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下の写真の左は、発芽から14日後で本葉が2枚の状態です。右は発芽から26日後で、ホームセンターなどで苗として売っている状態です。
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この状態で、プランターへ植え替えました(下の写真)。
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空中栽培のための支柱とネット
空中栽培は、プランターでスペースを取らずスイカを栽培できるのが良いところです。プランターに支柱を立て、100円ショップで売っているアサガオ用のネットなどを支柱に固定し、さらに高さを稼ぐため、ベランダ用の物干し竿に固定し設置しました。スイカの重さは、ネットで支えるため支柱と物干し竿にしっかりと固定します。
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摘心と受粉
摘心は、「親つるの本葉が5枚~6枚になったら、先端を切って摘芯を行います。その後、複数の子ツルが伸びて来ます」とスイカの栽培方法に書かれていますが、判断が難しいです。今回は、本葉が5枚~6枚でツルの様なものが伸びて来たので、その先端を切りました。ツルを複数にすることは、受粉の時に重要です。
下の写真は、発芽後73日で開花したものです。
スイカは、雄花(左)と雌花(右)が存在する雌雄異花で、昆虫などを介して他家受粉が行われる植物です。雄花と雌花の区別は、花の元の部分が左の写真矢印の部分にスイカの子供の様(子房)になっているのが雌花です。
雌花は、雄花に比べ花の咲く回数が少なく、雌花が咲いた時に雄花が咲いていない状態をなくすため、摘心でツルを増やしておいた方が良いです。
確実に受粉させるため、朝早く雄花を摘んで雌花のめしべに花粉を十分につけて受粉させます。受粉した日をラベルしておくと収穫の時期を判断するのに役立ちます。
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下の写真は以前大玉スイカ栽培した時もので、左から大玉スイカの雌花、雄花、受粉して数日後です。受粉がうまくいくと黄色の矢印の部分(子房)が大きくなって来ます。ほとんどは、黒くなって落ちてしまいます。1株で2, 3個位しか子房が大きくならず摘果をしなくても問題ありませんでした。
赤矢印は、カマキリです。花に来た蜂を狙っていて受粉の邪魔をしている様でした。大きく育ったところを見ると収穫があったみたいです。
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小玉スイカの収穫
下の写真は、受粉後43日です。小玉スイカの収穫時期は、35日〜40日と言われています。近くの巻ひげが茶色くなる頃が目安とされていますが、なかなか茶色くならず収穫時期が遅れてしまいました。
収穫したスイカは縦が約20cmで、約1.5kgの重さでした。少し熟れ過ぎていましたが、爽やかな甘さのスイカでした。
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