紅葉が鮮やかなコキアを種から育てましょう

 コキア(ほうき草)は、秋に紅葉が綺麗で「国営ひたち海浜公園」が有名です。自宅で栽培しても手間がほとんどかからず秋には紅葉が楽しめます。こぼれ落ちた種から芽が出るほど発芽率が高いので、手軽に育てられます。
 今回、種から栽培してみましたので紹介します。

 コキアの種は、下の写真左の様に細かいです。苗用ポットに種を蒔いて軽く土を被せました。コキアは、根を痛めると成長に影響が出るので、1つの苗用ポットに1本の苗になる様に間引きします。地植えやプランターに必要な苗の本数の苗用ポットに種を撒くと良いです。
 桜の咲く頃に種を蒔きました。下の写真右の様に、4〜5日すると発芽します。

 種を蒔いてから約2週間後(下の写真左)、約4週間後(下の写真右)の状態です。この頃から成長の良いコキアの苗を残す様に少しずつ間引きしていきます。

 この頃のコキアの苗は、幹が細く真っ直ぐにはならず葉の重みで這っている様な状態です(下の写真左)。成長すると下の写真右の様に幹が曲がった状態で太くなり、安定しますので気にする必要はありません。

 下の写真は、5〜8週間後のコキアの苗です。1つの苗用ポットに2本の苗になるまで間引きしました。最後に、成長の良い方を1つ残して地植えします。コキアは、近くに障害物があるとその部分の枝が広がらず丸くならないので間引きしてコキアの枝が広がる空間を確保します。

 約27周目で、小さくて分かり難いですがコキアの花が咲いていました(下の写真)。

 秋が深まると、「国営ひたち海浜公園」の様にはいきませんが綺麗に紅葉しました(下の写真右)。

 最後に種を採取して、次回の栽培用に保存します。