コーヒーミルでそば粉を製粉し、蕎麦がきを作ってみました
常陸秋そばの種まきの行事に参加した時にいただいた蕎麦の実(種)を使って、種から栽培して蕎麦もやしを収穫したり(プランターで蕎麦を育てましょう)、蕎麦茶を作る方法を(常陸秋そばでそば茶を作ってみました)以前紹介しました。
今回、蕎麦の実をコーヒーミルで製粉して蕎麦粉にで出来るかを検討してみました。また、製粉した蕎麦粉で蕎麦がきを作ってみました。
コーヒーミルでそば粉を製粉
蕎麦の実(玄蕎麦、下の写真左)は、汚れを落とすためナイロンネットに入れて(下の写真右)水洗いし、乾かしました。
コーヒーミルは、下の写真左の手動コーヒーミルを使いました。最初に蕎麦の実が落ちない程度に歯の間を広げて粗挽きの設定として蕎麦の実を挽きました。石臼で玄蕎麦から丸抜きをにするイメージでしたが、下の写真右のように蕎麦殻とそば粉になり、丸抜きにはなりませんでした。
コーヒーミルの歯の間を狭めて再度挽きました。最初からこの状態で挽いた方が良かったかも知れません。
コーヒーミルで挽いた蕎麦の実を32メッシュのふるいにかけました。下の写真左がふるいをかける前で右がふるいをかけた後です。
さらにふるいの残りをプラスチックのざる(下の写真左)でふるって蕎麦殻を除いたものが下の写真右です。
玄そば(蕎麦の実) 98gからコーヒーミルで製粉して、32メッシュのふるいにかけたそば粉の収量は、37gでした。さらにプラスチックザルでふるって蕎麦殻を除いたものが19gでした。
32メッシュの歩留りは’0.38’で、プラスチックのザルでふるったものとの合計は、歩留り’0.57’となりました。
玄蕎麦を入手した所で、電動石臼製粉を使って抜き実挽きしたそば粉の歩留りは、’0.68’の様です。今回のコーヒーミルを使ったそば粉の製粉は、残念ながら予想以上に歩留りが良くない結果となりました。この方法は、意外と手間がかかる割に収量が良くない事が分かりました。
そばがき作り
コーヒーミルで製粉したそばを32メッシュでふるったそば粉を使って(プラスチックのザルでふるったものを入れると口当たりが良くないと思い使用しませんでした)、蕎麦がきを作りました。
鍋で加熱しながら作ると、鍋にこびりついた蕎麦がきを洗うのが大変だった経験があるので、電子レンジを使って作ることにしました。
そば粉37グラムに対して2.5倍量の水92.5mLを加えてダマにならないようそば粉に水が行き渡るようにかき混ぜます(下の写真右)。
電子レンジを使って500wで1分加熱し固まりをほぐしよくかき混ぜます。
さらに10秒加熱し、かき混ぜることを3回繰り返して出来上がりです。
出来た蕎麦がきを2つに分け(約60g x2)ラップで形を整えて(下の写真左)冷蔵庫で冷やして固めました。
お箸で模様をつけて(下の写真右)3分ほど茹でます(加熱が十分でないので殺菌を兼ねて火を通す)。
茹で汁ごと器に入れ濃いめのめんつゆを入れ出来上がりです(下の写真)。
電子レンジで手を抜いて作りましたが、もっちりとした食感のある蕎麦がきになりました。
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