カレーの一種と勘違い?「しもつかれ/すみつかれ」を作ってみました

2024-07-10

 「しもつかれ」は、地域によって「すみつかれ」とも呼ばれています。我が家では、「すみつカレー」と呼んでいて小さい頃は、カレーの一種だと思っていました。節分を過ぎると、母が残った節分豆を入れて作っていた記憶があります。作り方は教わっていないので、記憶にある材料を使って自己流で作ってみました。

 「すみつカレー/しもつかれ」作りの主役は、「鬼おろし」です(下の写真左)。旅行先で見かけた時に購入するか、ネットショップでも入手可能です。味の決め手の「酒粕」(下の写真右)は、いろいろな種類の物がスーパーで入手できます。

 今回使用した材料と大まかな重さは、

 材料 

 
 鮭の切り身_中辛_2切れ (185g)
 大根_1本 (1170g)
 人参_1本 (218g)
 油揚げ_2枚 (18g)
 ちくわ_4本 (104g)
 豆まき_30g
 大豆_80g
 酒粕_200g
 塩_適量 (無し)

 です。
 塩加減は、鮭の塩味で十分だと思いますが好みで調整した方が良いかもしれません。
 節分豆は、年の数を食べると残りが少なくなるので炒った大豆を追加で入れました。

 大豆はフライパンで中火3〜5分位、焦げ目が少し付く位に乾煎りします(下の写真)。

 人参を鬼おろしですり下ろします(下の写真)。人参と大根を下ろす順番は、硬い人参を疲れる前の握力がある最初にした方が楽だと思います。

 次に、大根を下ろします。大根は、にんじんに比べ柔らかいのと、コツを掴んでくる事で楽に下ろせる気がします。大根が短くなると最後まですり下ろせない部分が出ます。それを減らすためには、まるまる1本のまま下ろした方が良いのですが、大きいので力はいります(下の写真)。

 鬼おろしで下ろした人参と大根の入った鍋に、炒り豆・ちくわ・油揚げ・鮭の切り身を入れ(下の写真左)、底の方が焦げない様に時々かき混ぜながら弱火で1時間ほど煮込みます(下の写真右)。鮭の骨は、身がほぐれたら出来るだけ取り除いた方が良いです。

 酒粕を入れ(下の写真左)さらに20分ほど煮込みます(下の写真右)。この時、酒粕は、むらにならないようによくかき混ぜて溶かします。

 完成です。タッパーなどに入れ冷蔵庫で保存します。冷やした方が美味しいです。1週間位は美味しく食べられました。

作り方

  1. 大豆を、フライパンで乾煎りして焦げ目が少しつける(だいたい中火で3分ぐらい)
  2. 大根とにんじんを、鬼下ろしですり下ろす
  3. 鍋に2cm幅にカットした油揚げとちくわ、節分豆・炒り大豆を入れる
  4. 鮭の切り身を鍋に入れて1時間程弱火で煮る
  5. 味見をして、味が薄いようなら塩を加える
  6. 酒粕を加えて更に20程弱火で煮る(よくかき混ぜて酒粕を溶かす)
  7. 出来上がり